千穐楽おめでとう御座います。
2010年 03月 27日

毎週土曜日、夜が明けきらないうちから起き出しての日生劇場詣でも終わっちゃいました。寂しさに押し潰されそうになる心を宥めすかしつつ、千穐楽での出来事を覚書。お芝居の流れにそって順に。
<一幕>
・幕があがるや「南左衛門!」の声。それに南左衛門さんニコッと微笑まれて「大日本秋津島、この東北に位置する奥羽には…」と、いつもながらの心地いい調子なのですが、いかにも楽しげな様子で始まり、否が応にもテンションがあがりまくり!
・なんだか舞台から発散されるパワーがいつにも増して前のめり気味というか、圧倒された。ああ、この感じ!染模様だ!!!と。
・会津家中の皆さんが八幡様のお参りに登場、座敷に上がりながらの会話にも「千秋楽だからのう」と、小さくいつもと違う会話が挟まる。
・猿弥さんのテンション高っ!いよ様の悪い噂に憤っての呼吸が凄い。本日はこれまでで2番めの良席(3列目中央上手寄り)で観ることが出来たので、他のシーンでも猿弥さんの呼吸がメチャクチャよく聞こえてきた。
・見染シーン、数馬をじっと見上げ、杜若を捧げる友右衛門の…というか、染様の顔芸(失礼)に笑いが起こる。めっちゃ真剣!真剣ですッ!ってな顔に。
・仁王門前の茶屋の娘さん(笑)に、友右衛門お茶に噎せながらいつもより沢山お勘定を支払ってた。思えば茶屋の娘さんに数馬の素性を教えてもらったり、「ここでお待ちなされませ」と声を掛けて貰わなければ友右衛門の恋も実らなかったわけで、茶屋の娘さんはさり気に恋のキューピッドだったなぁと思った。お財布ごとあげちゃえば良かったのに!
・見る度に思っていたことだけど、友右衛門から艶書や短冊を袖に受け取るたび、袖をふりふり、踵をぴょこぴょこあげて驚く数馬が可愛い可愛い可愛い!!!(鼻息荒く)。
・あんなに可愛くなれる愛之助さんて凄いなぁと、いつもいつも思います。カッコいい時も痺れんばかりなのにー!数馬の時には、あざみちゃんじゃないけど守ってあげたくなるような、いたいけオーラが出てる。
・数馬の部屋に、杜若が!!!生の杜若でした。友右衛門が忍んで来てくれるか気を揉み揉みしながら待つ数馬の視線の先に美しい杜若が。杜若の素晴らしい活用法でした。見てるこっちまで、きゅんきゅんした!あんな可愛らしいお小姓に好かれているなんて、友右衛門様が羨ましィー羨ましィー!(あれ?)
お部屋にある杜若を見るたびに、浅草寺で出会ったお侍さんのことを思い出していたのかなぁと。色々妄想広がる演出有難う御座いました!!!
・シルエットラブシーンがいつもより濃く感じてしまった。友がばっと脱いで→数も脱がせて抱き合って→膝を折って→くちをあわせて→ぐぐぐと褥へ倒れ込んでゆくのがたっぷり!だったよーな。そうでもなかったらスミマセン、この辺は自分の記憶が怪しい。目で見たものと妄想の境界線が消えちゃうシーンなので。
・松井帯刀・錦吾さんの様子がおかしいwwww何処がどうって言葉に出来ないwwww
・御前でイチャコラはじめる友と数に、照葉様マジ切れ寸前?の勢いで、あざみちゃんと一緒に「なにこれ!!!」みたいな顔になってて笑った。このシーンは目がもう一個欲しい!
・細川のお殿様のご英断に客席から割れんばかりの拍手!
・「上は細川、下は大川」晴やかに詠みあげる友右衛門、爽快感がたまらないよー。 一方、落胆と嫉妬でワナワナと震えるあざみちゃん。千穐楽、最後の一幕あっという間に終わっちゃいました。
<二幕>
・大坂屋さんの「惚れてまうやろー!」が好き。あの、きく様を目の前にして、思わず言いたくなる気持ちが良くわかる。芝のぶさんのきく様は最初から最後まで、優しくも心根強い武士の娘らしく素敵でした。あの兄にしてこの妹ありというか。でも、痛む頬を押さえながら、出奔した兄の行方を想って心を痛めるきく様の姿に、友右衛門が憎らしくなったよ。
・二幕目ラブラブで登場する友と数にニヤニヤが止まらない。
・「討つことかなわぬおなごの細腕…!」と言いながら、腕をぎゅっとするあざみちゃん。かわいそう…
・倒した図書に友と数ふたりして「思い知ったるか~って」殿様に見届けられてのアレ。ケーキ入刀みたいだよなー…って、これ初演の時も思ってたような気がする。
・「まっしぐらに走り来たりてござりますうううぅ!」と、友右衛門が二階に登場!「友右衛門さん!友右衛門さん!そこはまだ壱の蔵にてござります!」「宝蔵はいずくにござる!?」「二の蔵三の蔵の向こうにござります!」「かたじけない!しからば御免!!!」南左衛門さんと友右衛門のやり取りが面白すぎだ。大大名の細川家のお屋敷が広すぎて、まだ仕官して日が浅い友右衛門は迷ったのでしょう、仕方がないことだと、南左衛門さんのフォロー(?)もまた可笑しいwww
・「ついに宝蔵へと辿り着いたのでござります!!!」と、今度は花道ではなく一階の後方扉より友右衛門登場!座席のあいだを走りXC列とA席の間を抜け花道へ、花道際でよじ登れずに傍に座っていたお客さんの手を借りてのぼる友右衛門…大サービスすぎる!!!ちょっと触れた友右衛門はなんか粉っぽかったですwww
・階段落ちのあと「あい果てましてござりまする!」で、キラキラのドカ降り!!!一瞬のうちに舞台が炎の赤から、金色に変わって、苦しみながら奈落へ落ちていく染五郎友右衛門!大興奮、歓喜!!!
・あまりにも大量のキラキラが舞台上に振り積もってしまっているので、その後のお芝居が大変そうでした。みんな足元が微妙に覚束ない。
・床が滑るせいで友右衛門の亡骸に縋る数馬が、文字どおり友右衛門の身体を支えにしてた。「義兄さまには切腹なされたご様子!」と前へ回り込むにも、友右衛門のからだに半身乗っかり気味で、見ていてちょっぴりドキドキしてしまったことは内緒だ。
・大川の家を絶やすわけにはいかないと殿様へ、「義兄友右衛門ともどもに、御礼申し上げ奉ります」と数馬の悲痛な声に涙腺が…
・花道を行く殿様の涙をのむ姿が良いわ…それに続く照葉様も。
・最後、たったひとり残された数馬の脱殻のような姿が辛くて辛くて、この物語の先をいくら想像しても、幸せな数馬の姿が思い浮かばない。
<カーテンコール>
・足元覚束ない様子で出演者の皆さんが登場。南左衛門さんは大坂屋さんよろしく「滑る!滑る!」スピードスケートの足取りwww 染様は上手より華麗なスライディングで登場www
・染五郎丈、愛之助丈へ大きな花束が客席より贈られる。猿弥さんが『俺の分は?』とジェスチャーしていましたwww
・ご両人花束を抱き仲良く手を繋いで花道へ…と、ここで愛之助さんの傍でCO2が吹き上がり、驚くいてたのが可愛かったです。
・初演同様、お約束の杜若の花弁が雨のように客席へ降り注いで、一度目のカーテンコールは終了。
<カーテンコール 2>
・二度目の幕が上がった時に、何故か猿弥さんの姿がない。舞台上の皆さん下手の袖のほうを気にするように目を向けている。と、セットの裏の方から猿弥さん大手を振って登場!そのままセットの階段をのぼり、ぐるり一周して列に加わり、爆笑と美味しいところを持って行ってしまったwwww ずるい!!!
・最後、染五郎丈から客席へ有難う御座いましたとのご挨拶。「これからは歌舞伎も沢山見てください。来月ここでやる滝沢歌舞伎じゃなくて…歌舞伎座、演舞場…」愛之助さんが「金毘羅!」と声をあげてはりました。
以上、ひととおり思い出せる分だけ書き出してみました。
ひたすら舞台上から発せられる圧倒的なパワーに呑まれ、あっという間の千穐楽のひとときでした。
もともと、初演時の染模様にダダ嵌りしていた私は、このお芝居自体が既に大好きで、キャラ萌えと言っても良いくらい、友右衛門と数馬のカップルに夢中になっていたのですが…
今回の公演では、公式ツイッターから舞台裏のつぶやきが聞けたおかげか、染模様座組の雰囲気のよさや、皆が楽しんで舞台を作り上げてゆく様子が直に、リアルタイム伝わってきて、それを見ているだけでハレとケで言うならまさに"晴れ"の日々、楽しくてたまらない毎日でした。
終わってしまったのが本当に寂しい。
明日からどうしよう、どうしたらいいだろう? と、思ってしまうくらい。なので、もし次があったとして、同じ座組が集えば、同じように隅から隅まで、気の済むまで「染模様恩愛御書」を楽しみ尽くしたいです。そうなればいいな!
まだ、気持ちが燃え燻っているので、当分このブログで「染模様」への想いを吐き出していきたいなーと思います。
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# by choco_unico | 2010-03-27 00:35 | 染愛
今朝、鞄の底に残っていた火の粉を見つけて、ちょっぴりしんみりしてしまいました。

